2005年12月16日

アイルランドの薔薇

南北アイルランドの統一を謳う武装勢力NCFの副議長が、スライゴーの宿屋で何者かに殺された! 宿泊客は8人――そこには正体不明の殺し屋が紛れ込んでいた。やはり犯人は殺し屋なのか? それとも……。宿泊客の一人、日本人科学者・フジの推理が、「隠されていた殺意」をあぶり出してゆく!
 本格推理界に衝撃を走らせた期待の超新星の処女長編!

というわけでこのブログでも何度か感想を言っている石持浅海さんの長編デビュー作です
テロ組織との交渉によるクローズドサークル、組織のメンバーと探偵役のフジとの微妙な力関係など設定をいかしてなかなか面白く仕上がっています

構成も無理無く読みやすく登場人物もそれぞれ特徴もあるしまあまあの良作です
問題としては地味って言うことでしょうか、ほぼ全員が捜査に協力的なせいで最初から最後まで犯人探しで終わるんで話の大きな盛り上がりには欠けます
殺し屋の存在価値も微妙ですしね

ただ個人的にこういった閉鎖空間で会話によって進んで行く話がすきなので個人的には非常に楽しめて読めました

お進め度 ★★★☆




posted by テル at 20:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 石持浅海 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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