2005年12月03日

触身仏―蓮丈那智フィールドファイル〈2)

触身仏―蓮丈那智フィールドファイル〈2〉
発売元: 新潮社
以前紹介した狂笑面の続編、前回はただの一脇役でしかなかった狐目の男や新レギュラーとなる由美子など大学での描写も増え、助手の内藤三國の講師昇格の話など前作のようにフィールドワークに出かけてその先で事件に巻き込まれるという形は少なくなっている



キャラクターの描写も増え人間関係的な広がりや、前回同様民俗学的な考察は素晴らしい、少なくとも自分は民俗学の専門家ではないので読んでいてあまりに変なことがあったとしても気はつかなかった

ただ翻ってミステリーとしてみるとどうか、前回以上に民俗学の部分と現実の事件の部分との関わりが無理に作っているように思える。いっそのこと民俗学的な謎を蓮丈那智が解くと言う形にしてもいいんではないかと思う。
民俗学的な謎、現代視点では理解できないような言い伝え、伝承を理解できる形に考察するってだけでも十分興味深いミステリーになるんじゃないか、人物描写も状況描写も十分な筆力を持っているだけに変に殺人事件なんかにこだわらずに民俗学的な部分を深めて欲しいという勝手な感想です

お進め度 ★★★

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posted by テル at 23:24| Comment(0) | TrackBack(1) | 北森鴻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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