2005年12月08日

夏のロケット 川端裕人著

主人公の高野は中学時代のバイキング火星到着以来火星に憧れを抱いていた高校生、あるとき強引に天文学部に勧誘されそこで仲間と共にロケットを作り始める、結局すべての打ち上げは失敗に終わり仲間もそれぞれの道に進んで行った

その後新聞記者となった高野は過激派のロケットの破片から見覚えのあるパーツを発見する、高校時代の仲間の一人教授こと日高独特のパーツにそっくりだったのだ

その後、かつての仲間がまたあらたにロケットの打ち上げ計画を立てていることを知る、そしてその計画に高野も参加することになる
過激派と教授の関係は?ロケットは無事に打ち上げられるのか?

この作品は自分の中でもかなり好きな作品のひとつです、ロケット関係の知識はないんで現実に飛ぶのか、高校生がそこまでできるのか?などはわかりませんが読んでいてロマンがあるなあ、と思っていました。高校時代とは違って現在のロケットに関わっている仲間達はただロケットを飛ばしたいという純粋な想いだけではなく、打算や思惑も絡んできますがそれでもやっぱり元になるのは単純にロケットを飛ばしてみたいというものだと思います

またこの作品はロケットの華々しいところだけではなく、裏側の軍事兵器としてのロケットの部分にもかなりの量を使って解説しています、当時の情勢を考えると仕方のないことなのかもしれませんが正直に言ってあまり楽しい話ではありません、ただ宇宙開発の功罪を考えるときにはミサイル使用されたことを触れないわけにはいかないので仕方のないことなのでしょう

カバーにはライトミステリーと書かれていますが正直に言うとどこがミステリーやねん、という感じでミステリー色はほとんどないです、ただ青春小説としてはかなりの良作だと思うので宇宙に興味のない人もぜひ読んでみて下さい


お勧め度 ★★★★☆
posted by テル at 14:42| Comment(2) | TrackBack(2) | 感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
TBありがとうございました。
「うとどこがミステリーやねん」は同感ですが(笑)、そんなことはさておき、とても大好きな本です!単行本の表紙もすてきでしたが、文庫の表紙もすてきですね。
Posted by chiekoa at 2005年12月14日 15:37
コメントありがとうございます
自分も大好きな本です、小学生がロケット飛ばすという漫画のなつのロケットもお勧めですよー
Posted by テル at 2005年12月17日 21:34
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