2005年12月09日

水の迷宮 石持浅海著

首都圏の人気スポット・羽田国際環境水族館に届いた一通のメール。そこには展示物の攻撃をほのめかす文章が書かれていた。困惑する水族館職員を傍目に、事件は勃発、それは3年前に過労死したと思われる元職員を思い起こさせる内容だった…

というわけでまた石持浅海さんの作品なんですが、帯に胸を打つ感動などと書かれていて期待しすぎたせいかそれほど感動はしませんでした
この人の作品は閉鎖空間での物語が多いのですが、今回もまた水族館内部だけで話は進んで行きます、こういった話は個人的に好きなんですが今回は水族館という少し特殊な舞台ということもあって、その構造や仕組みも楽しく読めました

ミステリーとしては探偵役の深澤がすこし完璧すぎるかと、作者が自分で謎を作って、その謎を作者の創った登場人物が解決するのだから当然とは言え謎の解明のためだけに存在するキャラクターのように思えました

あと最後もそれでいいのかと気にはなりましたね、人の死をそう簡単に収めていいものかと。ミステリーとしては伏線もしっかり貼られていて中々の出来だっただけに最後が少し納得行かなかったけどそれは人それぞれの考え方でかなり違ってくる部分なんでしょう

少しネタバレの感想




夏のロケット同様いい大人が無茶とも言える目標に向かって進んで行く姿はいいものだと思うんですが、あっちは一応打算と思惑があったのに大してこっちはそれがなかったんですよね、もちろん死んだ人の思いを果たしたいと思うの当然だと思うけれど、職員全員が事件を隠して故人の遺志を果たそうとするのに少し違和感はありました

お進め度 ★★★



posted by テル at 01:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 石持浅海 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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