2005年12月09日

黄泉路の犬 近藤史恵著

南片署強行犯係の第二段です、今泉物の梨園の話のときに痛くて辛い話を書く人だと思っていたけど今回もとても痛くて悲しい話です

主人公の會川圭司と上司の黒岩が向かった東中島での強盗事件。
現金以外にチワワが盗まれてしまう、発見は絶望的だと思われていたが、捨てられていたチワワを保護した人からある人物が飼い主だと名乗ってチワワを引き取ったとの情報が得る。
その人物の家に向かった二人が見たものは・・・

といったあらすじなんですが事件とか犯人とかいった部分は本筋から離れていると思うしそれほど特筆する部分は無いんですが、動物好きな人間として心苦しい話でした

この本を読んでアニマル・ホーダーという病気を始めて知りました、動物を愛して、苦しんでいる動物達を助けたいと思うからこそかかってしまう悲しい病です
自分は現在ペット飼えないんですけど、近所に野良犬やら野良猫は結構いるんです、以前よく見ていた子が急に姿を見なくなったりすることもよくありますが、でその野良達に餌をやったりしている人がいるんですが、自分もたまにあげたくなるんですよね。なんか自己満足できるし、餌食べてる姿も可愛いだろうと思うし、でもそのとき最後まで責任持てないなら世話しちゃいけない、って思うんです。勿論、そこで餌をもらったほうが野良が生き残る可能性も高まるし、目の前の命を少しでも長く生かすというもの考え方の一つではあると思うんですけど

ボランティア施設の前に動物を捨てる人、居場所だけ教えて保護を頼む人、自分達が世話できなくなったペットを保護するように頼む人、勿論その人達も動物が好きなんだろうけど、そういった動物好きの人達のせいで辛い思いをしている人が大勢いるんだということに始めて気がつきました

黒岩の甥の預かる話も印象に残っています、自分では面倒見きれないかもしれないことは引き受けない、大人としては当然の考え方も子供に対してはその子供の不幸すらも引きうける必要がある、たとえ面倒が見きれないとしてもそれは子供を預かる人間の責任だから・・・

猫の太郎とチビの話はほっとしました

ドイツで火災に気付いた犬が住人救う、自らは焼死

こんな犬もいるし、動物と人間の関係が今よりももっとうまく行くことを信じたいです、ペットの数は増えても保健所に行くような羽目になるペットが減っているんだからなんとかなるはずです

お進め度 ★★★★★  ミステリーとしては微妙ですがテーマ的に自分にはかなりきました
posted by テル at 23:17| Comment(1) | TrackBack(1) | その他の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。この本はかなり衝撃的でした。アニマル・ホーダーという言葉も初めて聞きましたし。辛くて悲しい本でしたね。でも、やはり圭司くんの家の猫たちの話に、救われましたね。続いて欲しいシリーズです。では。
Posted by ゆうき at 2006年01月24日 03:54
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黄泉路の犬 近藤史恵 ◆
Excerpt: 黄泉路の犬近藤 史恵 徳間書店 2005-09-21by G-Tools 強盗に盗まれたのは、たった2万円。脅された姉妹は、軽い怪我をおっただけですみ、犯人は別件で捕まってから自白し・・・事件は解..
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Tracked: 2006-01-24 03:55
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