2005年12月18日

赫い月照

一体、あの事件は何だったのか?
少年の犯行の動機は?
時を経ても未だ解明されない「あの事件」の闇に著者が満を持して挑む、衝撃の書下ろしミステリイ

阪神大震災を描いた本格ミステリ『未明の悪夢』で鮎川哲也賞を受賞した著者が、満を持して「少年A事件」に挑む。
重厚かつ深遠。著者の最高傑作、ここに誕生!

はっきり言ってミステリとしてはトリックも無茶というか平凡と言うかあんまり良いものではないし、題材になぜあの事件を使ったかもはっきりしません

作中作の赫い月照も読みにくいし(あえてそうしているのはわかりますが)、あの事件の動機の解明というのも特別に変わった視点で解明しているわけでもないし

作中の探偵役雪御所圭子の抱えている闇、そこからの脱却、その上でのあの終わり方というのは救いが無いです、マスコミが少年犯罪などでなんでも心の闇といってすませるような状況はよくないとは思いますが、なんでも性衝動だけでとるのも同じように問題でしょう

ただ次々出てくる謎、迫力、本格推理小説という形式でこのテーマを扱うという点、最後のインパクトなど十分読める作品です

本格推理小説としては微妙ですが

お進め度★★★☆

posted by テル at 18:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 谺健二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月17日

恋霊館事件

阪神淡路大震災によって住居を失った私立探偵、有希真一。彼がテント生活を送る公園で、ある朝、喉の傷から血を流して死んでいる女性が発見された。ぬかるんだ地面には女性以外の足跡はなく、なぜか刃物もなかった!?振子占い師の雪御所圭子と有希の探偵コンビが、謎に迫る!震災の街・神戸で起こる怪事件と、そこで必死に生きる人々の姿を描ききる傑作本格推理。

この連作短編集はデビュー作の「未明の悪夢」の続編にあたります、どちらも共通しているのが阪神大震災を題材として取り扱っているところ、ミステリーというよりも震災小説と言ったほうがいいくらい阪神大震災について量をとっています

すべての事件が震災と関わり、震災がなければ人生も狂わなかったのにという思いになります、自分は震災当時大阪南部だったので被害はそれほどでもなかったのですがそれでもニュースで映像を見て大変なことが起こったものだと思いました、当時はまだ子供だったのでどんなに凄いことなのかは実際にはわかっていませんでしたが

ミステリーとしては普通、特別素晴らしいトリックやら、びっくりするような犯人とかもいません
ただ阪神大震災のせいでおこったひずみやありえないような状況を知るにはいい小説だと思います

お進め度 ★★★


posted by テル at 18:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 谺健二 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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